A4ハガキを作成するときに頭を悩ませるのが、紙の種類と紙の厚さです。 紙の種類により特徴があるのでA4ハガキの使用目的によって紙の種類を変える必要があります。また紙の厚さによってもA4ハガキの目的が変りますので複雑です。
まず紙の種類についてですが、紙の種類を変えなければいけない理由は、A4はがきにFAXの申し込み部分や、返信はがき部分を印刷する場合に変わります。FAX申込用紙や返信はがきには書き込みをしてもらう必要があるので、書き込みができる紙質の紙を選ばなければなりません。いくつかの選択肢がありますが紙質は「マットコート紙」を選ぶことをお勧めします。文字の書きやすさだけを考えると上質紙のほうが適しているのです、印刷の仕上がりや紙の折れやすさも考慮すると「マットコート」に軍配が上がります。
また書き込みが必要ないA4はがきでなおかつ、写真などの画像の良し悪しで反応率に影響するような場合は、「コート紙」をお勧めします。仕上がりの美しさではマットコート紙に比べ優れています。
紙の厚さはハガキとして扱える厚みが必要になります。最低の厚みは90kg(四六版)という例もありますが、135kgの厚さはほしいと思います。ちなみに普通郵便はがきの厚さは約0.2mmです。この厚さをマットコート紙に置き換えると180kg 近くになります。 同じ紙の厚さの単位(135kg)でも紙の種類により厚みが変わります。
上質紙(四六判135kg):0.17mm コート紙(四六判135kg):0.12mm
※四六判135kgの説明 四六判(しろくばん)とは、紙の寸法のひとつ。原紙の大きさは、788mm×1091mm。 四六判(しろくばん)に仕上げられた紙1,000枚の重さが135kgになることを意味します。
参考までに 上質紙(コピー用紙など)とコート紙(カタログなどに使うツルツルの紙)の紙の厚さ票です。
紙の厚さの対応表 |
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連量/単位(Kg) | 厚さ/単位(mm) | |
四六版 | 上質紙 | コート紙 |
45 | 0.06 | |
55 | 0.07 | |
63 | 0.06 | |
68 | ||
70 | 0.09 | |
73 | ||
90 | 0.11 | 0.08 |
110 | 0.14 | 0.10 |
135 | 0.17 | 0.12 |
FAXでの返信をA4ハガキに入れた場合には注意が必要です。
FAX機械の種類によっては厚紙での読取が上手くいかない場合があります。 その原因は紙の厚さにあります。紙の厚さが厚すぎると紙が機械の中で回転するときに上手く曲がらずにエラーが出る場合があります。そのため紙の厚さはマットコート紙を使う場合には四六判135kgの紙を使うことをお勧めします。
A4ハガキの他どのようなDMもお見積もり可能です。