A4ハガキの構成を考える時に黒一色で考える人はほとんどいません。実際に当社で発送されているA4ハガキを見てもほとんどがカラー印刷です。では、黒一色で印刷したA4ハガキはカラーで印刷したA4ハガキよりも反応率が落ちるのでしょうか?
理論的にはいろいろ言えると思いますがまず、テストしてみましたのでご覧ください。
テスト条件
美容系の通販会社
過去にA4はがきを送ったことがない。ニュースレターは発送している
顧客数:3664件
配布形態:すべての顧客をランダムに抽出
地域;全国
比較内容:黒一色印刷とカラー印刷の印刷方法の違い
A4ハガキの紙質・厚さ:マットコート紙・135kg(四六版)
A4はがきの内容:お得情報とオファー
レスポンスデバイス:電話・FAX・ネット・ハガキでの返信
時期:2月下旬
結果 反応率
A4カラーはがき:11%
A4黒一色はがき: 15%
テスト結果は黒一色印刷の方が1.5倍近い反応になりました。
実はA4黒一色はがきの方がA4カラーハガキに比べて反応率が上がるだろうと予測していました。
理由は
1 A4ハガキを出すお客さんのところにA4カラーはがきが複数社から届いているお客さんがいた(事前調査)
2 黒一色印刷は手書きの文字をスキャンして印刷する部分を作った。
3 内容分を記事風にした
その他にもお客さんとの接触頻度の度合が多い場合には(この会社の場合ニュースレターを毎月発送している)売り込み色が強く感じられるカラー印刷よりも黒色印刷でA4はがきを出す方が良い結果が出る場合が多くあります。 会社さんのキャラクターやお客さんとの接触頻度を考えてA4ハガキを出すことが大変重要なことが良くわかる結果でした。
今回のテストではA4黒一色ハガキが有利になるような内容にしました。それは黒一色印刷でのメリットを最大限に生かした場合のテスト結果が欲しかったからです。
この結果ではA4黒一色はがきが好結果を生みましたが、必ずこのようになるということでは決してありません。
しかし、A4ハガキの印刷方法をカラーと黒一色に分けてテストしてみることは重要です。
ここでは触れませんでしたが、紙質を変えることにより反応が変わることがあります。実際に大きく反応率を変えた例もあります。紙質も含めてテストしてみてください。
A4ハガキの他どのようなDMもお見積もり可能です。